時間:午前9時〜午後4時/拝観料:300円/
歴 史
天長元年(824)に高尾山寺と和気清磨呂(奈良時代から平安初期に
かけて活躍した貴族)が、建立した河内の神願寺と合併して、
現在の寺名になりました。
また、唐から帰朝した空海が14年間住持していたことでも
知られています。
現在の諸堂は大師堂(重文)を除き、応仁の乱で焼失したために
江戸時代以後に再建されたものです。
見どころ
日本でも有数の紅葉の観光地は、
かなり急な石段を15分ほど登った場所にあります。
高雄山の山腹にそびえる山岳寺院で、
清滝川に架けられた朱色の橋を渡ると
目の前に仁王門がそびえたちます。
地蔵院の庭からの眺める錦雲渓と呼ばれる渓谷が特に絶景で、
汗だくになりながら石段を登った苦労も
このためならばと納得することでしょう。
ここからは『かわらけ投げ』という遊びが楽しめ、
訪れた人たちの多くが遠投にチャレンジしています。
建物の殆どは江戸時代の再建ですが、金堂の薬師 如来立像や、
多宝塔の五大虚空蔵菩薩などが、
貞観時代(866年〜)の真言密教芸術の粋を感じさせています。
又、国宝の梵鐘は“三絶の鐘”と呼ばれ、日本三名鐘の一つです。
見頃は桜が咲く春と秋の紅葉です。